2年目のジンクス
物事は大抵3年周期で、回ってきてたぼくら。
1年目は全てが新鮮でやる気に満ち溢れている。
3年目は最年長として責任を持ち、悔いのないようやりきる。
ところが2年目。
慣れも生じ、まだ上もいる中で下も入ってくる。
中途半端な立ち位置。
そう、2年目こそ
中だるみし、ジンクスを抱える。
それは当然でも必然でもある。
随分慣れた。
ダルなぁ〜〜
と思いながらもチャチャッとやれば簡単にできる。それなりの地位も持ててきた。
ただ、自分の場合、
実感がほとんど持てていない。
あくまでも裏方なのである。
文系卒なら誰しもが抱える悩みかもしれないが、予想していた以上に予想通りだ。
我々は何もモノを触れられない。口では言えど、力はない。別にキライではないが、連絡と調整役という、なんともモヤっとした、空気のような。
暖簾に手を押すような。
現場の人の姿を見たり、話を聞くことで
「想像」の上では世界はイメージつくようにはなってきた。
ただ触感がない。
五感に奮い立たせない。
そういう人たちを見るとますますそちらの世界へ行きたくなる。
別に仕事だけでなく、休日はおもむろにそう活動している。
ただ力が余っているのだ。
一人の職人として。
どうも実感が薄い。
話だけで話が進むというのも、不思議で仕方ない。
国家は官僚の飲み会で左右すると言うが、
実際には、国境なき医師団がいて、自衛隊がいて、食を作る農家がいて、子を育てる親と教師がいる。
まだその境地には立ててない。
どうすりゃいいか。
無理するのは苦手だ。
だから
無理に環境を変えることはなく
今の立場をうまくフォルムチェンジしたい。
"自分に何ができるのか"
心と身体を使った営みを、試みんとば。